地球上に常時降り注いでいる宇宙線を視覚化するため、ギャラリーの中にプラスティックシンチレーターによる検知器が設置されている。宇宙線を検知した瞬間、常時点灯していたグリーンの発光ダイオードが消え、そこにシルエットが残る。しばらくすると、ゆっくりと明るくなる。私たちの周りに無数の宇宙線が飛来しているため、1000個の発光ダイオードは絶えず点滅を繰り返す。
宇宙や生命の誕生と消滅を超新星の爆発から生じる宇宙線を使って作品化した。私は科学によって開かれた世界を芸術的視点から精神世界に語りかけていこうと考えている。
シンチレーター、フォトマル、アンプ、LED、ネオン、テント生地等
3600×1600×200
"「光をつかむ-素材としての<光>の現れ」展"1997 11.21-12.23 O美術館(東京)