実験は5月12日〜13日にアメリカのKeddy Colman宇宙飛行士とイタリアのNespoli Paolo宇宙飛行士により実施されました。
前作品となる「Spiral Top」は点光源のアームをもつ独楽の回転によるライトアートを目指したもので、2009年4月30日に行われました。2作品目となる今回の Spiral top-Ⅱは Aurora Ovalというサブタイトルがついており、光ファイバーのアームが回転、並進する事でオーロラのような残像の光を空中に描く事が目的でした。
線光源とも重なった光のドローイングが、プラン通りに美しい光景を生み出してくれました。1950年代に未来派のフォンタナがネオンを用いて空間に光のラインを浮遊させたように、私は実際に光源を浮かし回転させる事で更にイメージを広げようとしました。この事は ISS-JEMに於ける無重力空間だからこそ実現できた試みです。
http://kibo.jaxa.jp/experiment/news/110513_spiral_top2.html