Spiral top Ⅱ – Aurora Oval –

実験は5月12日〜13日にアメリカのKeddy Colman宇宙飛行士とイタリアのNespoli Paolo宇宙飛行士により実施されました。

前作品となる「Spiral Top」は点光源のアームをもつ独楽の回転によるライトアートを目指したもので、2009年4月30日に行われました。2作品目となる今回の Spiral top-Ⅱは Aurora Ovalというサブタイトルがついており、光ファイバーのアームが回転、並進する事でオーロラのような残像の光を空中に描く事が目的でした。

線光源とも重なった光のドローイングが、プラン通りに美しい光景を生み出してくれました。1950年代に未来派のフォンタナがネオンを用いて空間に光のラインを浮遊させたように、私は実際に光源を浮かし回転させる事で更にイメージを広げようとしました。この事は ISS-JEMに於ける無重力空間だからこそ実現できた試みです。

http://kibo.jaxa.jp/experiment/news/110513_spiral_top2.html

墨流し水球絵画-Ⅱ 生命、光、海

「墨流し水球絵画-Ⅱ 生命、光、海」
Marbling Painting on a sphere of water-Ⅱ

海水を空中に浮かばせ、そこに海ホタルと蛍光塗料を注入し、 UVライトを照射して描くマーブリングによる水球絵画。

生命、光、海水による水の惑星を象徴するような作品です。塗料と海水の流れで生まれた模様は木星の姿を彷彿とさせました。

この記録映像は10/7にケープタウンで開催された62回 IAF(国際宇宙会議)で発表されました。

企画:逢坂卓郎
実施:古川聡宇宙飛行士 JAXA
実施場所:国際宇宙ステーション JAXA-JEM”KIBO”
実施日:2011.9.30

Marbling Painting on a sphere of water-I

「墨流し水球絵画」宇宙芸術実験 無重力環境に於ける墨流し絵
画パターンを和紙にプリントし地上に持ち帰った。

2007.09.09
Plan: Prof.OSAKA Operation: JAXA Astronaut: Gregory Chamitov At:ISS JEM-KIBO