SUPERNOVA

星は誕生と消滅時に大爆発を起こし、それをSupernova—超新星と呼んでいます。その爆発から光や熱と同時に大量の放射線(宇宙線)が放出されます。
ビックバン以降、無数の宇宙線が時間と空間を超えて飛び交い、地球上にも降り注いでいます。作品“ SUPERNOVA”はセンサーが宇宙線をキャッチすると、ビル壁面に設置された三千個あまりの青いLEDがリアルタイムで光るようになっており、その瞬きはエネルギー値に対応して変化します。
一瞬の光は何万年前のものか、6分前の太陽から来たものかは分かりません。
しかし、時の断片を見ている事は確かです。
 ここでは建築全体が自然現象を光に変換する作品装置であり、宇宙光を点す壮大な灯台でもあります。

幅50m×高さ90m
宇宙線検知機、青・白色LED, PCなど Mixed Media
2006年 9月 神戸新聞会館 兵庫県三宮駅前